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公務員から旅人へ。便利グッズ。たまに備忘録。

【初級6回目】そもそも医療保険になぜ入るのか?



先日、医療保険について記事を書きました。医療保険は不要だ、という内容です。

医療保険に入らなくとも、みんな世界最強の保険に入ってる!その名も「健康保険」


その健康保険に入ってて、さらにその健康保険の中に高額療養費制度っていうのがみんなついてるんですよね。それがあるから、だいたいみんな自己負担の最大限度額は月10万円程度で治療が受けれますよって話をしました。


↓過去記事参照
www.suzulog25.com


更には傷病手当金、休業補償給付っていうのがついてるんですよね。


これがどういう制度かっていうと、病気とか怪我で仕事を3日以上休んだ場合。4日目から最長1年6ヶ月間支給される制度になっていて、平均給与の3分の2が支給されるんですね。


だから働けなくなったからといって、突然収入が途絶えるわけじゃない。


それから、民間の医療保険っていうのは使い勝手の悪いものも多くて。全部が全部じゃないんですけど、例えば入院とか手術を伴わない通院っていうのは保険金が支払われなかったり(現に私はその保険に入ってしまっていた)もちろん、保険にもよるんですけど。疾患の定義っていうのが微妙に異なったりとか。


保険の目的

ってそもそも何やったっけっていう話なんですけど、保険ってそもそもなんでみんな入るのか?


「いざっていう時に生活に困窮しないため」に入る人がほとんどだと思うんですよね。まさに保険。要はお金に困らないことを求めてる。いざという時に。



「保険がきいてお金が増えた!」とか色々な感覚の意見聞くんですけど、そもそもお金を増やすために保険に入るんでしたっけ?っていうところなんですよね。


お金を増やすんだったら、投資でいいじゃないですか。保険は保険、投資は投資。一緒にしないってことが大事で。保険なんだったら掛け捨てでいいし、お金を増やすんだったら保険で増やすってなるとすごく効率が悪いので投資でいいじゃないかと。ここを一緒にしてしまわないこと。まずは保険の目的を考えてください。




それから、保険の払い方に関して「掛け捨て」と「積立」があるって過去記事でも話したんですけど、

「積立」については、ほぼ不要です。

なぜかっていうと結局手数料がものすごく高い投資信託を買ってるだけで、わざわざそんなところで買わなくていいし、直接、投資信託で同じような内容の証券を買えばいいし、もっといい商品ていうのもあるんで、わざわざ高い金額を払って投資信託を買わなくてもいいんじゃないかと。

保険に入ってるつもりが投資してた、みたいな。それも非常に効率の悪い投資をしてた。なので、積立保険っていうのは全て不要だと私は思ってます。


それから、

掛け捨てだったら本来の保険の意味があるので、一部の人には意味があると思います。

医療保険の話ですけどね、今は。



ギャンブルに勝った人に聞くのか負けた人に聞くのかってところで、



「私は入って方がいいと思う!得した!」とかいろんな話をきいたことがあるんですけど、これは、勝った人に聞いたら当然やった方がいいって言いますよね。


例えば、今日パチンコから出てきた人に「今日パチンコやって良かったですか?」って聞いたら、


勝った人なら「やった方がいい!良かったよ!」って答えると思うんですけど、


負けた人に聞いたら「いや今日はやらなかった方が良かった。行かなかった方が良かった」っていうわけであって、




こんな得した損したの話してても全く意味がないんですよね。



保険に入った方がいい、入らない方がいいっていうのは聞く人によって当然変わるわけなんですよ。



だってギャンブルなので得する人損する人っていうのは当然いるわけですよね。前回でも話したように、保険はギャンブルだから。


前提条件が決まらないと結論が出ない。


私たちが目指すところって一体どこなのか、勝つか負けるかの予想をしてるわけじゃないですよね。
経済的・時間的に自由を獲得するための知恵を身につけて、自由になることを目指してるから勉強してるんですよね。


経済的・時間的自由を獲得するために、保険が無駄なんだったら省くし、必要なんだったら契約すればいい話なので、保険自体がダメって言ってるわけではないんですよ。保険が当たった外れたの話をしててもしょうがないので、より多くの人が当てはまるような選択をしていくことが大事。


局所的な事例を話してもキリがないんですよね。ものすごく少ない確率の人でそりゃ保険で得する人はいます。


そうじゃなくて、多くの人がおそらく外れる、多くの人が勝てないギャンブルをしている、そんなところにお金を使わなくても、ほぼほぼ確実に勝てたりとかもっと効率がいいとか、そういう選択をとっていく方が大事だとおもうんです。




保険っていうのは万が一の時に生活に困窮しないために入るわけなんですよ。もしも1%に入った時。100人中99人かからないけど、その1人になったらどうするんですか、と。


それはその通りだと思います。もしもその1%に入ってしまった時に生活に困窮してしまう、立ち行かなくなってしまった時に困るから、だから入る。ここまでは合ってるんですよ。


でも医療保険っていうのは生活に困窮しないわけですよ。仮にこの1%に当たったところで。先ほども言ったように、医療っていうのは最低限の貯金があれば社会保障である程度まかなえるので。



がん保険なんていうのは、「悪くなって手術したら保険金が出る」けど「早くに見つかって直したら保険金は出ない」っていう保険もあるんですよね(笑)全くもって何がしたいか分からない(笑)早期ガンは基本的に保険金もらえませんからね。おかしいですよね、普通に。


高額療養費制度では
まかなえない部分ももちろんあります。

差額ベッド代とか食事代とか。消耗品もかかるし。


でもそれについての解答なんですけど、万が一の時に生活に困窮しないために入るのが保険なんですよね、何度も言いますけど。


じゃぁ、「生きるために」差額ベッド代は必要ですか?って話なんですよね。ここは言ってみたら贅沢費なんですよね。


(私も昔に入院した時は個室にしてもらっちゃったんですけど笑)



もちろん個室しかない場合とか、個室しか空いてないとかそういう例もあるんですけど、


そこは特例っていうところで除外して考えた方がいいかなと。


基本の概念としては生活が立ち行かなくなるっていうのが困るのでね。


そこをカバーするのに高額療養費制度があるので差額ベッド代とかってのは別にね、贅沢費でしかないかなと。


食事代とか、消耗品代ってのは、病院に入院したからってかかるわけじゃなくて、これは健康な時でもかかってる費用なんですよね。


人はご飯も食べるし消耗品も使いますよね。






生活費が足りなくなっちゃうから医療保険に入ってるっていうケースもあるんですけど、先ほども話した通り、


傷病手当金や休業補償給付ってのが最大1年6ヶ月出ます。


給料の3分の2くらいでるんですよね。


会社員の人のほとんどが給与所得だけに頼ってるので、もし仮に働けなくなったらその手当で生活を守りますよっていう制度で。


基本的には必ずどちらかから手当が貰えます。


2つ同時には貰えないですよ、どちらか片方から。


まとめ

何度も言ってますが、まずは最低限の貯金を貯めることが先決です。


保険に入ってるからお金が貯まりにくいんですよ。貯金があれば保険は不要。


保険に入ってるから貯金ができないって、もう順番がめちゃくちゃになってますよね。


そのことに気付いて欲しいんですよね、私にとって大切な人たちには。




入院中の稼ぎに充てるために保険に毎月入ってるんだったら、別に貯金でいいですよね。

貯金の方が使い勝手いいですから。





ってところで今日は終わりにします^^