【初級7回目】積立の生命保険は不要
前回までは医療保険の話をしてきたんですけど、今回は「生命保険」の話をしたいと思います。
医療保険の過去記事こちら↓
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生命保険てのが本当に、支払い金額が大きくなりがちなんですよね。だからこそしっかり吸収して欲しい、とても大事なところなので。
結論から先に言うと、生命保険はほぼ不要です。
特に積立保険は全部不要ですね。
『え〜?』って言う声が聞こえてきそうなんですけど、とりあえず聞いてください(笑)
加入しちゃってる人結構いるんじゃないんですかね・・・。
学資保険とか、終身、養老とか。あとはドル建てとか外資系だからウチはお得だとかね。そう言う人はいるんですけど、
全部不要ですね。本当に意味がない。勿体無い保険です。
おさらい
世の中には大きく分けて3つの保険が存在していて
①医療保険
②生命保険
③損害保険でしたよね。
医療保険は怪我とか病気した時の保険
生命保険は死んだ時の保険
損害保険は対人対物の保険
で、各保険の支払い方法は2パターンあって
❶掛け捨て保険
❷積立保険がある、と。
掛け捨て保険は安い掛け金で、でも解約してもリターン無いよってやつ。
積立保険は毎月高額な保険料を積み立てて、ゆくゆく積立した金額以上のリターンをもらえるよって保険。
これまでは①医療保険の❶掛け捨て保険❷積立保険の両方ともいらないよって話をしました。「高額療養費制度」ってのがあるからね。
今回は②生命保険の❶掛け捨て保険は条件によっては必要、❷積立保険はマジ不要っていう話をしていきます。
基礎の基礎なので①〜③の名前を❶❷の名前はしっかり覚えといてください。
パッと見た感じやと掛け捨て保険はお金捨ててるようなもんで、積立保険の方が条件いいじゃ無いかって思うかもしれないんですけどね。
それ、落とし穴なので注意して読んでください。
積立の生命保険は不要
掛け捨ての生命保険は一部の人には必要あるかなって思うんですけど、この積立保険は本当に不要です。
って言っても日本人の80%が生命保険入ってるので。特に積立に入ってる人って多いと思うんですよ。
なので、今までの常識と違って『え〜?!』っていう気持ちもわかるんですけどね。
死んだ時に家族のお金くらいは残したいとか、不安だとか、保険は安心料だっていう人もいるし、保険はお守りだっていう人まで居るんですよ。お守りは神社行って買ってください!みたいな(笑)
あと、積立保険は増えるし貯金と一緒だって人も。銀行に預けてても増えないから、保険に預けとこうみたいな(笑)うーん。それはまた違うねんなーと(笑)
そもそも医療保険にしても生命保険にしても、掛け捨てとは一体何なのかっていうところなんですけど、掛け捨て保険っていうのはギャンブルであると。不幸の宝くじなんですよ。要は、みんなが病気になったりとか死亡した時だけのお金がもらえるっていうね。そこに賭けるギャンブルなんですよ。
もちろん、万が一って時の破産リスクを防ぐためのものって考えもあるんですけど、基本的にはギャンブルなんですよね。
それから積立は、もうほんとに諸悪の根源っていうかなんというか、ほんっとにひどいので入ってる人はほんとに注意してください。
これは異常に手数料の高い投資商品なんですよ。
積立保険買ってるっていう人は保険を買ってるんじゃなくて投資商品を買ってるんですよ。しかも異常に手数料の高い投資商品。
買った時も大きい手数料を払う、毎年の運用にも手数料を払う、引き出しの制限も色々厳しいし。そして利回りもものすごく悪いんですよ。
利回りについてはこちら↓
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生命保険の積立はほんとNG!
本当に一番買ってはダメな商品ですね、積立は。
まぁ、あんまりいうと怒られるんですけどね(笑)でも正直ほんとにそれくらいおもうんですよ(笑)
積立保険とかって聞くとなんかお金が貯まっていく、みたいな。掛け捨てって言うとなんか勿体ないような。なんかそんな気持ちになっちゃうんですよね。
そしたら積立にしよかぁみたいな。
だいたいの保険会社の人とか、関係者の人が勧めてくるってのはこの積立保険が多いと思うんですけど、お金が増えるからいいじゃないかって意見もあるんですけど、
この保険の「返戻率」って言葉があって、どのくらい増えてるのかって言うのを知って欲しいんですよね。返戻率っていうのは「解約時どのくらいお金が戻ってくるのか」ってことなんです。
例えば30年後、自分が60歳になった時に解約時130%とか。
積立保険を契約してる人とかだったら、必ず保険会社から契約時に貰ってるはずなので引っ張り出してきて見て欲しいんですけど、だいたい130%くらい。
入った年齢とか条件にもよるんですけど。
積立保険ってリスクを取ってるわけなんですよね。こういう「増える系」のやつって必ず元本割れのリスクがありますって言われてるはずなんですよ。
リスクをどうせ取るんだったらもっといい商品があるのにどうしてわざわざこんなに異常に高い手数料の投資商品を買うのかなということなんですよ。
分からないから買っちゃうんですよね。みんな投資は難しいっていうんですけど、日本人の80%生命保険入ってますからね、みんな投資が難しいっていうのに、みん〜〜な手数料の高い投資商品買って投資しちゃってるんですよ。
この認識をまず持って欲しいんですよ。
積立保険の利回りっていうのは、もちろん個々であるんですけど、学資保険とか、平均0.7%とかが多いんですよ。
年間0.7%、「おお!銀行よりいいじゃないか!」って思うかもしれないんですけど、それはなかなかの大きな間違いで。
解約がなかなかできないとか、これよりもっとひどい条件がいっぱいついてるんですけど、20年間もしも3万円ずつ積み立てた場合、利回り0.7%で。
20年後に772万円になるんですよね。
月3万で自分で積み立てた元本が720万円、利回りの0.7%が上乗せされるから772万になったとする。
つまり52万円増えたってこと。20年間で50万円しか増えないんですよ。50万円増えたらいいなぁって思うかもしれないですけど、20年間って結構長いですからね。
これをもし、もっとまともな投資商品に投資していた場合はどうなるか。仮に利回り7%で運用できたとする。同じく月3万を20年間投資したとするといくらになるか。
1562万円になるんですよ。
積み立てた年数も金額も一緒なのに、さっきは772万円にしかならなかったのが、きちんと投資に回していれば1562万円になると。すごい差ですよね。
「いやいやリスクが違うやん!」という人もいるんですけど。保険と株やその他投資信託とかってリスクが違うやんってね。
それでは、比較的安全な3%っていう利回りで回してみましょう。
3%っていう利回りで回しても985万円になるんですよね、だいたい。
とすると、さっき保険だったら772万円にしかならなかったのが、安全に自分でちゃんと投資しても985万円になる。
積立保険のよくある勘違い
積立保険を貯金代わりに利用して、「将来に向けての貯金だー!」みたいな解釈してる人もおるんですけど、貯金なんだったら銀行に置いておかないと意味がないんですよね。
保険のリスクってのは「すぐに引き出せないこと」なんです。
貯金をしたいんだったら貯金でいいんですよ。わざわざ使い勝手の悪い保険なんて買わなくても。
あと、今解約したら損とか。あと10年とか続けたら損せずに返ってくるからとにかく損したくない。みたいなね。
この気持ち、人間ってみんなそうなのですっごく分かるんですけど、
この積立保険っていうのはもう入ってしまった段階で損失は確定しちゃってるんですよね。
ほぼ損する。これは残念なんですけどね、そういう認識を持っといて欲しいんですよ。
だから、少しでも積立金額が少ない間の解約してしまう方が得なんですよ。
損しないタイミングで解約するとか、あと何年間かしたらとりあえず元本分は返ってくるから、とかそれだったら多少損してても戻ってきた金額を他の投資に回してしまった方がいいんですよ。その方が得なんですよね、計算で出してもらったら一目瞭然です。
今10万円を損したくない代わりに、大きな何100万円になったかもしれないっていう将来の資産を損してしまうことになっちゃうんですよね。
勿体ないように思うかもしれないんですけど、基本的にはほとんどの人が解約したほうが得します。
なぜ解約に踏み込めないのか
家のローンが残ってるから保険が解約できないんだって人もいるんですけど。これ知ってる人も多いと思うんですけど、住宅ローンには団体信用生命保険っていうのがあって、もしも旦那さんが家のローンを借りてる家主だとして、死亡した場合っていうのは住宅ローンの残債は全部免除になるんですよね。
他にも、保険を解約できない理由として「不安だ」と。もう一体何が不安なんだって話なんですよ。。。(笑)
まぁわかります、たくさん不安を煽られた時代なので。分るんですけどね、何が不安なんだってところを考えてみて欲しくて。
じゃぁいくら貯まったら安心するのかな、みたいな。
いざっていう時に!てのは分かるんやけど、そのいざっていう時に、いくら必要なのかってのを数字で考えておかないといけないですよね。
家族にお金を残したい、それだったら掛け捨ての生命保険で十分なんですよ。
積立にする必要がないんですよ。
掛け捨ての生命保険だったら、
月々2,000円とかで死亡時1,000万くらい貰えるのがゴロゴロしてるので。ちょっとインターネットで調べたらいくらでも出てきます。
1,000万以上もらいたいんだって人は、もう少し掛け金あげて登録すれば3,000万くらいもらえるんですよね。掛け捨ての生命保険で。
それから、親に残したいって人もいて、
各それぞれの家庭で考え方とか全然違うと思うので私が言えることじゃないんですけど、
もちろんお金はないよりある方がいいんでしょうけど本当に残したいのはお金なのかなみたいな。。。
それだったら、この無駄な保険代を払うくらいだったら、、
その分で月に一度でいいから親と会って、一緒に美味しいご飯を食べてご馳走するとか、そういう時間を取るっていうのが本来の親孝行だと私は思うんですよね。
これは価値観色々あると思うので人それぞれなんですけど。
奥さんとか子供にお金を残したいっていうのは、これは確かに必要ですね。
自分自身が死んでしまうと稼ぎ頭がいなくなるんで子供が行く学校の養育費とか色々心配だと。
家だけ残っても奥さん働けないかもしれないし、せめてお金くらいはと。これは分かるので、それであれば何度も言ってるように掛け捨ての生命保険で十分なんですよ。
保険と投資をごっちゃにしないことが大切です。何度も言ってますけど。
私が思う必要な生命保険
さっきから言うてるように「掛け捨ての生命保険」ですね。特に、子供がいる場合。
死亡時3,000万くらいのに入ってたらいいんじゃないかなと思います。子供が私立に行きたいとかやったら別ですけどそれは各家庭で金額は調整してもらって。
死亡時3,000万の保険に入ったとしても月数千円の保険料だけなので。
まとめ
これを知るだけで月々何万円も浮きます。
だいったい保険で金額大きいのって積立保険なんですよね。掛け捨ての保険だったらそこまでなかなか金額は大きくなりずらいので。
保険代にたくさん払って生活を苦しくするんじゃなくて、保険は最低限だけ入って、本当に人生が豊かになる方にお金を使うってのが大事です。
海外にはもう少しまともな保険もあるんですけど、そういう保険って日本の規制で入ってこないんですよ。簡単にザックリ言うと、まともな保険が入ってきたら日本の保険会社が儲からなくなるのでね(笑)
外資系の保険だったらいいの?って話なんですけど、外資系の保険にしても結局はガチガチに規制されてるので理屈は同じです。
まずは不安の正体を知ることから。不安だ不安だっていってても何も解決できないし、不安だから保険に入るって考えも私からすればそっちの方が、数億倍も将来に不安を感じます。
無知が一番損をします。だからちゃんと勉強していきましょ、一緒に!
都心部とか土地の高いところにある高層ビルの名前見てみてください。大阪やったら御堂筋とか。○○保険会社とか○○生命保険って書かれてるビルめちゃくちゃ多いので(笑)そんな土地の高いところにそんな高いビルどないして建てるねん「その原資どこからやねん!!」ってね(笑)
テレビとかではなかなかこういう本当のことやらないですからね。なんでかっていうと、テレビのスポーンサーに保険会社がついてるのがほとんどで、しかも保険会社は大口のスポンサーなので、自分たちがテレビ局側の立場に立ったら「お金くれるところの都合の悪いこと言えへんわ」ってなりますよね(笑)世の中の闇の一つです(笑)
積立保険は全部解約です。これ踏み込めない人もたくさんいると思うんですけど、ほんっとに。きつい言い方すると意味がない保険なので。
保険は保険で、保険の意味がある最低限の掛け捨て保険に入ること。
投資をしたいんだったらちゃんと投資をする。ちゃんと分けて考えないとすごく要領が悪いので。
これだけで毎月何万円も浮くと思うんですよ。そのお金で貯金に回したり、ゆくゆくは金のニワトリ買ったり。
本当の意味で手元にお金を残して行ったりとか。人生が豊かになることに使うとか^^
ってことで今日は終わりにしたいと思います。
あっあと、こっそりと今日の記事の中でも一番大事なことをお伝えしようと思うんですけど、
今日は私の誕生日です!!!!!